社労士試験の中には、午前の「選択式」試験があります。

受験生の中には、択一の得点は合格基準点を超えていても、選択式で基準点未達のためにリベンジしている方も少なくありません。

言い換えれば、それぐらい社労士試験は「選択」の出来によって左右される試験でもあります。
私自身も午前の「選択式」試験に泣かされた身なのでリベンジ受験生の方々の苦しみは痛いほどに解ります。

しかしながら、これをクリアしない以上、合格は見えてこないことは事実です。そこで必ず出てくる質問が…、

択一とは別に選択式の試験対策をすべきか否か?

ということです。


私の個人的な考え方としては必要ないと思っています。それは、択一対策の際に少し意識をすることで、選択対策にも繋がるからです。

例えば、択一ならば問題は解けるけど、穴埋めとなると言葉が出てこない…というのは実力不足ということです。

仮に難問奇問が選択試験で出題されたとしても、それは合否に直接的に影響は今までしていません。つまり、受験生全体の出来が悪い問題(=難問奇問)は、救済措置が取られるからです。

「救済(基準点引き下げ)措置」は政策的な部分もありますが、「救済」が入らないという問題は、基本事項を押さえていれば、そこから推測して穴埋めができる問題であることを意味していることが少なくないからです。

やはり、基本的な事柄をいかに押さえるか?ということが試験対策になるのです。

「平均賃金」「賃金日額」「給付基礎日額」「標準報酬月額(日額)」それぞれの「端数処理方法」等々…定義を口で言うことができますか?

本試験日までで良いので、こうした定義を空で言えるようにしておきましょう。そうすると不思議なことが起こります。

択一についても、迷わずに正誤判断ができてくるようになるのです。基本にいかに忠実であるか?です。

覚えるのに有効な対策は、一気に押さえるのではなく、気長に一つずつ覚えていくということ。それも、何か自分に課題を課してやるのがイイと思います。


例えば、お風呂に入る前に「算定事由発生日」の定義を覚えると決めたなら、これを口で言えるようになるまでお風呂から出ない!などです。

覚えて、言えるようにならないとお風呂から出れないので、必死になります。この瞬間的ではあるものの「覚える!」という集中力が後々に大きな力になっていきます。
選択式を突破できずに、迷われている受験生の方々はぜひ試してみて下さい!