遂に社会保険庁が解体されました。
社会保険庁があって、各地に社会保険事務所という構図・・・慣れというのは恐いもので、私たち社労士にしてみるとこれが普通だったりしたので何か変な感じ。。。日本年金機構という新しい組織は、聞き慣れるまで少し時間がかかりそうです。


日本年金機構ホームページ


私のような外にいる人間ですらそう感じるのだから、中で働いている人間はもっと訳がわからないのかもしれない。それに、職員のほとんどが社保庁という組織から移行しただけなのだから、よほどの意識改革をしていかないと、社会保険庁という組織の二の舞になってしまうのは、以前から色々なところで懸念されている事案である。

1度染み付いてしまったものを取り払う、クリアにするというのは実に難しいものです。今までと180度考え方を変えるということは、それまでの自分を否定する側面も出てくる訳で、それを受け入れない限りは、本当に変わることはできないからです。こうしたことが、どこまで徹底していけるのか?あまり厳しくし過ぎると、反発を買い新組織はまとまらず、緩くすれば同じ轍を踏んでしまう。舵取りは難しい。

組織の衣替えだけではなく、年金制度も根底から見直していく必要がある。年金記録の改ざんや、記録管理がずさんだったために国民の信頼を失っている事実はあるものの、これは組織変更だけをもって解決はできない。国民の信頼は完全には取り戻せないだろう。
特に若い世代は、老後に年金がもらえないのではないか?もらえるとしても、どのくらいの額をもらえるのか?などに不安を抱えている。それは、少子高齢化が進んでいる状況下で、お神輿に乗る人間(年金受給者)よりも、支える人間(保険料負担)の方が少なくなって負担がきつくなるからだ。

2010年は、少子化・高齢化が更に叫ばれる年になると思っています。年金機構発足と同時に、若い世代の不安解消に向けた対策であったり、保険料を納められるのに納めない人達の徴収強化を実施してもらいたいものです。アリとキリギリスの童話に例えるのならば、アリが最後は笑う社会であって欲しいと思う。